アコヤ真珠
真珠と聞いて一番初めに連想するのがこのアコヤ真珠ではないでしょうか。冠婚葬祭からカジュアルに普段使いまで、根強い人気があります。
アコヤ真珠
アコヤ真珠の養殖は、主に三重県、愛媛県、長崎県、大分県の海で行われています。白蝶や黒蝶など南洋産の真珠に比べるとサイズは小ぶりですが、冬場の水温の低い厳しい環境を乗り越えることで、他の真珠には見られない上質で透明感のある輝きを放ちます。明治時代に日本人の御木本幸吉が養殖に成功して以来、その清楚で可憐な美しさは世界中の人々を魅了し続けています。
- 形状
- サイズ
- 色目
- キズ
- テリ
- 巻き
四季のある日本の海で緻密に積み上げられた真珠層が日本産あこや真珠特有の美しい干渉色を生み出しています。
白蝶真珠
白蝶真珠の真珠層はとても厚く滑らかで、美しい銀白色に輝く白蝶真珠は月の涙に例えられるなど、世界中の人から愛されています。
白蝶真珠
白蝶真珠が生まれてくる母貝にはシルバーリップとゴールドリップの2種類があります。オーストラリアでは、白蝶貝のシルバーリップと呼ばれているものが多く、大粒でホワイト系の真珠ができやすく、インドネシア・フィリピン・ミャンマーでは、白蝶貝のゴールドリップと呼ばれているものが多く、ゴールド・イエロー系の真珠が出来やすい傾向にあります。どちらも、南の温かい海で養殖されています。白蝶貝という大きな二枚貝から採れるため、アコヤ本真珠に比べて大粒なのが特徴です。また、養殖期間が二年近くあるため、アコヤ本真珠よりも巻きが厚く、深みのある輝きがあります。
- 形状
- サイズ
- 色目
- キズ
- テリ
- 巻き
真珠層は、肉眼では見えないほど薄い(約0.3ミクロンまたは0.0003mm)結晶層が数千層も積み重なることで構成されています。これが内外からの輝きを生み出し、真珠を特徴づけています。
黒蝶真珠
神話では、神々が海や魚の輝きを、天から海への贈り物として、真珠に流し込んだと伝えられています。多くの著名人に愛されている真珠です。
黒蝶真珠
黒蝶貝は、赤道をはさんだ南北約30緯度内の広域にわたって生息していますが、主な生産地は、フランス領ポリネシア(タヒチ)、クック諸島、フィジー島、オーストラリアなど熱帯から亜熱帯の赤道付近の南太平洋海域で養殖されます。黒蝶真珠の生産量の約95%がタヒチで採れるため、タヒチ真珠とも呼ばれています。日本の沖縄県でも養殖されています。母貝の黒蝶貝は、島の周囲や環礁内のラグーンの、潮の流れが適当にあって海水がきれいなところを好んで棲み、平均4、5年で10~20cmの大きさになります。
- 形状
- サイズ
- 色目
- キズ
- テリ
- 巻き
真珠層は、肉眼では見えないほど薄い(約0.3ミクロンまたは0.0003mm)結晶層が数千層も積み重なることで構成されています。これが内外からの輝きを生み出し、真珠を特徴づけています。